こんにちは。
レ・ミゼラブル開幕してそろそ全公演終わってしまいますね(泣)
さて、私
2019年初めてミュージカルでレミゼを見た時(←映画レミゼの記憶は吹っ飛んでいます)
ガブローシュの「ラマルク将軍が死んだ!!!」ってセリフに
え!??ラマルク将軍って誰???
みんな知っている人?
私なにか見逃した?歌を聞き逃したかな??
でも学生たちはめっちゃ動揺しているし(´・ω・`)
と、どんどん進行する内容とは裏腹に
私は「ラマルク将軍って誰???」の沼に思考が落ちていました。
「よし帰ったら調べるか」(^o^)/
ただこの後、本編では名前ですらもう出てこないから
カーテンコールの頃にはすっかり忘れて
後日また観に行って
「そういえば、ラマルク将軍って誰だったけ???」の繰り返し
そしてまた今年も繰り返す・・・。
映画レミゼを見たら何かわかるかなとNetflixで鑑賞
(ちなみにちょっと前まではNetflixになかったから、2019年のレミゼロスのときはAmazonでレンタルしたよね。Amazonってレンタル期間が短いから悔しかった思い出)
脱線しました。
Netflixで映画レミゼを見るも、ラマルク将軍についてはほぼ描かれていない。
ということで、やっと本腰を上げて、調べてきました。
筆者のレ・ミゼラブル履修歴
- 映画レ・ミゼラブル
- 漫画
- 2019年ミュージカル×2回
- 2021年ミュージカル×5回(ちなみに全部三浦マリウスです。)
原作の『ああ無情』は読んでいません!!なので原作の情報はwikipedeiaから拝借しております。
ラマルク将軍とは
ラマルク将軍の名前が始めて出てくるのは
【ミュージカル内】ではマリウスとアンジョルラスが始めて出てくるシーン
木箱にのって民衆に声高に訴えているところで、ラマルク将軍が重病だと言っています。
ここ初見、なんだったら2〜3回見てもここでラマルク将軍の名前が出ているの気づかなかったのですが、この前相葉アンジョルラスのときに初めて気が付きました。(遅)
ちなみに【映画】だとこの話をしているところはおそらくラマルク将軍の家の前?
医者の出入りとかがあって重病だと仲間が報告に来ていました。
【原作】だとラマルク将軍はコレラだと記載があるそうです。
ラマルク将軍は実在の人物で
フランス革命が起こったのにも関わらず、今だに貧富の差が激しいフランス国内で
貧しい民衆の味方側についた方です。
だから革命を起こす学生たちの最後の希望になったわけですが、【映画】内でもラマルク将軍は姿を見せずに死んでしまいます。
ラマルク将軍の死が、学生たちを革命へと勢いづかせてしまうのです。
ちなみにこの学生たちが集まっているABC(アーべーセー)カフェも実在の拠点がモデルになっています。
なぜマリウスは、学生運動に参加することになったのか?
マリウスの生い立ちについて
マリウスの職業は【ミュージカル】内では言及されていませんが、【原作】では弁護士を目指している学生⇒弁護士見習い⇒弁護士だったはず
【ミュージカル】内でも本を携えて学があるような雰囲気で、きっちりとした身なりで綺麗な青いコートを着ているのが印象的ですよね。
それと両親のことも特に触れられていませんが
もし両親どちらかが近くにいれば、絶対に決戦の日には行かせないはずですよね?
【映画】の方ではマリウスの祖父は金持ちという描写があり、ボンボンであることがわかります。
【ミュージカル】内で感じたお坊ちゃん感はこれですね、きっと。
でそのボンボンのお坊ちゃんがなんで革命を起こす一団に入っているのか
それは【原作】に書かれていました。
マリユス(原文ママ)の母親は病死、父親も蒸発、裕福な祖父に育てられた。
けれど長い祖父との確執があり、家を飛び出し、どっかの屋根裏に身を落ちつかせる。
友人に誘われた講演会にアンジョルラス(学生たちのリーダー)が居て、拠点となるABCカフェに出入りするようになる。
つまり友達の影響ですね。
あとは弁護士としてこの国家の状況になにかしなければという使命感もあったかもです(個人的な推測)。
アンジョルラス、漫画だとすごい美少女(とうらぶの御前似)なので、読んでない方はぜひ読んで欲しい!!
アンジョの最期、ミュージカルだとバリケードのてっぺんで打たれるのですが
映画と漫画だとABCカフェの2階に追い詰められて・・・
って感じなのですが、そこの演出が胸アツです!!
特に漫画版!!!
青年同士の友情話しいい(´;ω;`)
とても良いものを見せてもらいました(^q^)
って感じになる。
本当にぜひ読んで。内容もめっちゃわかりやすいし。
なんだったらガブローシュがエポニーヌの弟だって漫画で知ったからね、私。
ちなみに【原作】のマリユスは結構ひどい男で
コゼットの父があのバルジャンであるとわかるとさっさと追い出したりします。
だから【ミュージカル】内最期のバルジャンに「恩を仇で返して〜♪」と歌っていたのだなと腑に落ちました。
【ミュージカル】ではそこまで描かれていないので、なんでかな?とは思っていましたが。
しかもマリユスは作者の投影らしいですよ
コゼットは作者の妻と愛人を足したかんじ(それもどうなんだ)
なるほどご両親もいなく、育ての親のおじいちゃんとも喧嘩わかれ
止めてくれる大人が周りに誰もいなかったと
ラマルク将軍も将来ある若人たちを道連れにしてしまって、罪深い(-_-)
民衆も誰も止めずにただ見てた
「今年も繰り返し〜♪」ってわかっていたなら止めたれや!!
その中に大切な人もいたでしょう??
とちょっとカフェソングの前の女性たちの歌のところで毎回憤る勘違いモンペな私
そういえばカフェソングの時に
♪「ああ〜ともよ〜聞・く・な」のところ
今年は聞・く・なが力強い
心からの叫びっぽい
あとここで友のろうそくの明かりだけが消える演出もグッと来ます。
2019年の時はなかったよね?あった?
マリウスの置いて行かれる感じが増して、より寂しい雰囲気に感じます(´・ω・`)
話がそれました。
というわけで
ラマルク将軍とはまとめ
ラマルク将軍は貧困層である民衆よりの偉いおっちゃん
マリウスを始め多くの若者を革命に駆り立てた重要人物
でも映画やミュージカルには影も出てこない
名前も2回くらい
そんな御方でした。
みなさんも次にレ・ミゼラブルを観るときはラマルク将軍を少し思い出してみてくださいね!
今回ラマルク将軍を調べるにあたり映画を何度か見返していて
冒頭と中盤あたりで
♪「下〜向け〜」と歌っているのには2つの意味が込められているという発見がありました。
冒頭は囚人達が看守に目をつけられないように、お互いに大人しくしていろ
中盤は学生や民衆が貴族や国家に対して、下層にいる民衆に目を向けろ
物語が進むにつれて意識が変わっていく様がここだけでもよくわかります。
また同じメロディで違う歌詞を載せる、
いわゆる使い回しみたいなこともレミは結構あるのですが
それが逆にぐっと来るので、何度観てもハマります。
